今回は、自分で捕まえたカニを使ってカンジャンケジャンを作ってみました。
カンジャンケジャンは韓国の料理で醤油をベースにしたタレに生のワタリガニを漬け込んだ料理です。
食材の旨味がたっぷりと溶け込んだタレに漬かったカニは絶品です。
カンジャンケジャンの作り方とカニの捕まえ方を紹介します。
カニの捕まえ方
今回捕まえたのはタイワンガザミ
今回捕まえたのはタイワンガザミというワタリガニの仲間です。
比較的浅瀬にいて、キスやハゼを狙っているとかかる事もあります。
今回はタモ網で捕獲しました。
釣りや網で捕獲をする際は、都道府県の漁業調整規則を確認して漁業権が設定されていないかどうかと、タモ網を使った捕獲が認められているかを確認してください。
堤防の真下にいる事が多い
砂地や岩礁帯まで幅広くいますが、意外と堤防の真下にいる事も多いです。
なので網で捕獲するのはそんなに難しくはありません。
可能であればこのような大きめの網を使う事を推奨します。
なるべく長さがあってある程度の重みに耐えられる網が良いです。
ワタリガニの仲間なので水面を泳いでいる事も
タイワンガザミは遊泳ができるカニなので真横に泳ぐ事ができます。
なので夜等に水面をライトで照らしていると泳いでいる事がありますのでそこを捕まえる事もできます。
比較的動きが早いので進行方向を塞ぐように網を構えると捕獲できます。
9月~10月は産卵期で動きが鈍い
この時期はオスメスがペアでいる事が多いので簡単に捕獲が可能です。
オスがメスに覆いかぶさるようにして堤防の隅に固まっている事が多いのでそこを狙えます。
メスはオスとは違い地味な色をしています。
オスと比べて小さい事が多いので、小さい個体は食べる部位が少ないのでリリースを推奨します。
カンジャンケジャンの作り方
タレの材料
- 醤油 500ml
- 焼酎 400ml
- みりん 60ml
- ザラメ糖 180g
- にんにく 1個
- 黒コショウ 適量
- 長ネギ 2本
- しょうが 1かけ
- りんご 半分
- 玉ねぎ 1玉
- 煮干し 適量
- 昆布 1枚
- 干ししいたけ 適量
- ナツメ 5個
タレの作り方
醤油は日本の醤油で韓国のレシピのまま作ろうとするとかなり塩辛くなってしまうので、砂糖若しくはザラメは必須です。
昆布は先に入れて煮立ったらすぐに取り出します。
煮干しはある程度煮立ってから入れる事でエグみを抑えられます。
煮干しを入れてから中火で20分ほど煮込んでいきます。
煮込んだ後はザルに上げて残った材料からタレを絞ります。
濾してタレはこれで完成です。
カニを漬ける
カニは下処理をした後に一度冷凍したものを使います。
冷凍をする事により、身持ちが良くなります。
生のまま漬けると身が溶ける事があるそうです。
カニの甲羅を下にしてタレに漬けこんでいきます。
小口ネギ・かぼす・にんにく等を散らしておくと風味が良くなりますので入れておきます。
この後3日ほど冷蔵庫にいて漬け込んでおきます。
1日ごとにカニを裏返してタレを満遍なく染み込ませていきます。
途中でタレを煮沸する方法もありますが味が変わってしまうのでそのままで良いです。
実食
盛り付けイメージ
甲羅とふんどしを外して半分に切った状態で盛り付けます。
同じタレでスーパーで購入したアルゼンチンアカエビを漬けてカンジャンセウも作りました。
主に食べるのは胴体の身の部分で、潰すと身がでてくるのでそれをそのまま食べます。
食べ方
カニの身の甘さとタレの奥行のある味わいが絶妙にマッチして最高に美味しいです。
ハサミの部分はキッチンばさみ等でカットして中の身を食べましょう。
カンジャンケジャン×玉子は最強タッグ
カンジャンケジャンの身をご飯の上に出して食べます。
白いご飯にそのまま乗せても美味しいですが、半熟の目玉焼きと一緒に食べるとトロトロの身とトロトロの卵が交わって最高に美味しくなります。
カンジャンケジャンの味を残しつつ卵の濃厚なコクが合わさって最強に美味しくなります。
最後のシメ是非食べてみてください!
海苔を刻んで乗せて更にカンジャンケジャンのタレを回しかけると美味しさが増します。
総評
今回は自分で捕まえたカニを使ってカンジャンケジャンを作ってみました。
日本料理にはない調理方法で食材をふんだんに使いその旨味を凝縮したタレに漬けこんだカニは最高に美味しいです。
まだ本場で食べた事がないのでいつか食べに行ってみたいと思います。
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