今回は千葉県でシロギスが釣れる場所と、シロギスを釣るためのテクニックを紹介します。
シロギスは砂浜の女王とも呼ばれていて見た目が美しく食べても大変美味しい魚です。
数が釣れるところから大型のキスが釣れるところまで知っていますのでそのポイントを紹介します。
そしてシロギスと言えども適当にやっていては釣れないので、釣るためのテクニックを紹介します。
筆者は千葉県でシロギスを一日で50匹以上釣り上げた事があります。
千葉県のシロギスが釣れるポイント一覧
長浦北袖
袖ヶ浦市にある突端の場所です。
正面側で夏場に大型のキスを何匹か釣りました。
数はそれほど望めませんが釣れると大きいです。
置き竿をすると高確率でヒトデがかかるのでサビきながら釣る方が良いです。
左側は特にヒトデが多いので注意です。
オリジナルメーカー海釣り公園
こちらは市原市にある有料の海釣り施設です。
キスの他にアジやイワシ等の小型の青物やスズキやマゴチ・クロダイ等様々な魚種が釣れて面白いポイントです。
キスはちょい投げで釣れます。
上総湊海浜公園
JR内房線の上総湊駅から歩いて10分ほどで行ける砂浜です。
南側の湊川が近くよりは北側の方で釣りをするとキスがかかります。
出来る限り飛距離を出せる装備と長靴で行く事をオススメします。
キスの他にはヒイラギやクサフグが混じります。
新舞子海水浴場
上総湊海浜公園より北側にある砂浜です。
砂浜の目の前に駐車場があるので車で行く場合は上総湊よりもアクセスが良いです。
キスも釣れますが、ヒラメやマゴチ等のフラットフィッシュ系の実績もあります。
大貫港
富津市の大貫駅から車で10分程にある港です。
駐車場正面と先の堤防のどちらでも釣りが可能です。
全体的に砂地なのでキスが狙いやすいです。
置き竿しているとバイ貝がかかります。
船形漁港
館山方面にある港です。
全体的に砂地が広がっているのでキスはどのポイントでも狙えます。
松部港
こちらは外房の勝浦にあるポイントです。
堤防入口前の左側のポイントが砂地になっていてキスが結構釣れます。
シロギス釣りの道具
道具・エサ
竿は一般的なルアーロッドでOK
長さは1.8m~2.7m程度あれば十分です。
フィートで表すと6~8フィートくらいです。
基本的には2本継ぎの竿で良いですが、4本継ぎにするとコンパクトになり電車や自転車での釣りにもオススメです。
キスは時期によっては数m先で釣れる事も普通にあるので、そこまで遠投しなくても大丈夫です。
リールは3000番がオススメ
リールの番手は数字が小さくなるほど小型になりますが、3000番が一番汎用性が高いです。
ルアーからエギングまでできてある程度飛距離も出るのでキス釣りに最適です。
何回も投げるので可能な限り軽いリールにする事をオススメします。
コストパフォーマンスが高いのはダイワのレブロスです。
比較的リーズナブルな価格で巻き心地やドラグの性能もかなり高いのでオススメです。
2020年モデルも優秀ですが、2024年モデルにも期待です。
ラインはPEライン一択
一般的な釣り糸のナイロンラインではライン自体が伸び縮みするのと飛距離が出にくいためキス釣りにはあまり適していません。
なのでPEラインの0.8号がオススメです。
PEはライン自体が伸びず他のラインよりも太さに対して強度が高いため、飛距離が出て当たりもダイレクトに伝わります。
釣れる時であれば何のラインでも良いですが、釣りはそういう時ばかりではありません。
風や波が強い時等に魚の当たりがわかるかどうかで釣果は激的に変わるので、道具は可能な限りこだわっていきましょう。
おもり
片天秤おもりがオススメ
片天秤おもりは主に船釣りで使われる事が多いですが、後述するテクニックで活躍するので陸からの釣りでも使用をおすすめします。
天秤につけるおもりは六角おもりの10号が良いです。
もちろん一般的によく陸で使われるジェット天秤でも大丈夫です。
竿のおもり負荷に合わせて6号~10号辺りがオススメです。
針は安物の5枚パック針はオススメしない
釣り具屋に行くとこのような針が5枚パックで比較的安く売っていますが、個人的にはあまりオススメしません。
ハゼを狙うのであればこの針でも十分ですが、キスの場合は口が小さいため、この形状の流線針ではカーブが大きくて口に入り切らずエサだけ取られるパターンが結構あります。
個人的にはマシーンキスの仕掛けがオススメです。
5本パックの針よりも針のカーブの部分が鋭角で針のシルエットが小さいため、キスを釣る確率が上がりました。
小さめのキスが多い場所では特に効果的です。
釣り場のサイズ感に応じて6号~8号を使い分けると良いです。
エサはジャリメ一択
ジャリメはイソメの小さいやつです。
アオイソメより高いですが、同じグラム数ならアオイソメよりも多く入っているのであまり気にする必要はありません。
前述のとおりキスの口は小さいのでアオイソメが食べきれず針がかりしない事があるのでジャリメがオススメです。
予備のエサとしてこのようなイソメに模したパワーイソメを持っておくのもオススメです。
活性が高い時はパワーイソメでも問題なく釣れます。
シロギス釣りのテクニック
おもりの動かし方が釣果を分ける
おもりの動かし方は大きく分けて2種類あります。
ズル引き
竿を水平に持ち、糸がたるむまで竿を引いて糸がたるんだらたるんだ分だけ巻くやり方です。
陸からのキス釣りの基本的なやり方で根掛かりが少ない場所では有効です。
糸が常に張った状態になるので当たった時にわかりやすいのが最大のメリットです。
シャクリ
糸を張った状態で竿を上にあげてシャクリを入れておもりを浮かせます。
そうする事でおもりが再度着底した際に砂が巻き上がるため、キスへのアピールに繋がります。
こちらは船釣りでの基本的なテクニックですが、陸釣りでも有効なテクニックです。
基本はズル引きを使って食いが悪い時はシャクリを入れてアピールします。
シャクリ後は20~30秒程度待つとキスが食ってきます。
エサは頭を切る
キスはイソメ・ジャリメの頭の固い部分は食べないと言われていますが、確かに頭の固い部分は残りがちのように思えるので、ハサミ等で頭は切った上でエサを付けた方が良いです。
合わせはしっかりとかける
向こう合わせよりはしっかりとかけに行った方が釣果が上がります。
針自体が細いので向こう合わせだとすっぽ抜けてしまう可能性があるので反応があったらしっかりと書けるのがポイントです。
釣れた場所は覚えておく
シロギスは群れでいる魚なので、釣れた場所を覚えておきまた近くの場所に投げると連続で釣れる事があります。
なので常に投げたポイントは頭に入れながら釣りをしましょう。
連続ヒットを狙う
当たりが来てすぐ巻き上げるよりも、少し待ってから巻き上げると2匹目以降が釣れやすくなります。
1回の釣りで連続で釣れた方が当然効率が良いのとキスはちゃんとかかればそんなにバレる魚ではないのでそこは冷静に対応しましょう。
当たりがなければ即仕掛けを回収
キスは投げておいてずっと待つよりはズル引きやシャクリを入れてアピールした方が釣れます。
そして当たりがないようであれば何かしら理由があるので仕掛けは即回収しましょう。
クサフグに針を切られている・エサがない・仕掛けが絡まっている・そもそも魚がいない等様々な理由があるのでとにかくより多くのポイントを狙ってキスがいる場所を探します。
総評
今回はシロギス釣りのポイントとテクニックについて紹介しました。
一日数匹なら適当な場所と適当な仕掛けでやっていても釣れると思いますが、たくさん狙って釣るならこれらのテクニックを活用する事で釣果を伸ばす事ができるので是非試してみてください。
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