今回は国家資格の「情報セキュリティマネジメント」試験の学習方法について紹介します。
筆者はSEとして実務経験があって、約2週間ほどで情報セキュリティマネジメントに合格できましたが、実務経験がなくても合格は難しくないと思いますので、是非学習の参考にしていただければと思います。
学習に使ったものから、実際に試験を受けてみた感想等の合格体験記を書きます。
今や世の中情報化社会なので、どの業種に就職・転職をする際でも使える資格だと思いますので是非目指してみてください。
学習方法
過去問道場
ベースの学習はWeb問題集として使える過去問道場を使いました。
情報セキュリティマネジメント試験ドットコム (sg-siken.com)
こちらでCBT化前の過去数年分の実際に試験に出たA試験の問題を学習する事ができます。
全て合わせると1000問以上あります。
こちらをまず1周して、その後間違えた問題を別途復習をしました。
大体1日100問~200問ペースで学習を進めていました。
テキストを参照
テキストは、何種類か内容を読みましたが、練習問題が過去問道場とほぼ同じような問題ばかりだったため、B問題の練習をするためにこのテキストを使いました。
過去問道場だとB問題はサンプル問題が置いてあるだけで種類が少ないので、このテキストで様々なパターンのB試験問題ができました。
シラバスを確認
IPAのホームページにシラバスがありますので、そちらは必ず確認しましょう。
受験する時期によって、出題範囲が変更になる場合があります。
過去問道場やテキストにほとんど出てこない用語が試験範囲として書かれている場合があるので、試験範囲の箇所は必ず確認をして、わからない用語があれば事前に調べておきましょう。
Youtubeを活用
Youtubeの動画コンテンツも必要に応じて利用しました。
学習していく中でわからない用語や仕組みがある時に、それを図解で説明している動画がないかを検索して理解をしていました。
筆者の場合は、公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式について調べて学びました。
こちらの動画は基本情報用ですが、情報セキュリティマネジメントと出題範囲が被っているので参照して問題ありません。
学習の後半では、テストに出る用語の説明を聞き流しできる動画や、一問一答を繰り返す動画を主に参考にしていました。
学習ノウハウ
過去問道場で8割~9割取れたら受験しても良い
過去問道場では、過去の試験の年度の春季・秋季を指定して受験が可能です。
その問題で8割~9割取れたら受験しても良いと思います。
試験単位で取り組むか、とりあえず全問まとめて学習するかは個人のスタイルに合わせてやって良いと思います。
科目Bはとにかく文章をしっかりと読む
情報セキュリティに関するケースが出題されますが、文章が長いのと参照する図が多いので文章をしっかり読んで集中してやらないと間違えます。
試験Aのように用語を知っていないと必ずしも解けないわけではありませんが、解答欄の選択肢が問題によっては4択ではなく10個くらいあるものもあります。
なので活字が苦手な方にはかなりしんどいかと思います。
科目Bの試験内容は、ITスキルよりも国語力が求められる試験です。
先に受験した人の学習方法は必ず参考にする
過去問道場やその他サイトの掲示板では合格体験記が書かれていて、合格者のスキルや、学習時間・学習に使ったものが公開されていて学習の際のノウハウも記載されています。
やはり先人達の経験は活用した方が合格への近道です。
筆者も一通り目を通して、参考になりそうなものは随時取り入れていました。
Chatgptも活用
一般的な用語であればChatgptを活用しての学習も有効です。
特にわからない部分は何故こうなのかという点や、わかりやすく説明してほしいという風にオーダーする事でそういった解説記事を探すよりも早く自分に合った答えを出してくれます。
図は表示してくれないので解説のサポートとして活用してみてください。
受験した感想
過去問からの出題はそれなりにある
過去問からほぼそのまんま出題されていたものが2割~3割くらいはあったと思います。
なのでその辺りはすんなりと回答する事ができました。
迷ったらとりあえずCBTの画面機能で後で見直すというフラグが立てられるので、とりあえず60問全て解いて最後にもう一周見直してみましょう。
見た事ない問題も結構有り
掲示板の書き込みでも多々見受けられましたが、過去問道場で見た事がないような問題も結構ありました。
この辺りは対策を立てるのが難しいので、事前に持っているスキルで何とかするか過去問道場の問題を取り漏らさないようにする必要があると思います。
わからなかったら無理にそこに時間は使わず、とりあえず4択のどれかを選んでどんどん進めましょう。
空欄で終える事だけはやめましょう。
試験Bは結構楽だった
試験Bの文章問題は49問目から60問目までの問題で全部で11問ありましたが、テキストの模擬問題と同じような難易度の文章問題でした。
筆者が受けた時はたまたまそうだっただけかもしれませんが、そこまで迷うような問題はありませんでした。
とにかく1問目~48問目の試験A問題を早く終わらせて残りの時間を試験B問題にじっくり使いましょう。
科目Bは選択肢を潰しながらやる
選択肢をそのまま書くものがあれば、正しい対応を組み合わせた選択肢を選択する問題があります。
少ないものは4択ですが、多いと選択肢が10個ありましたので、多い時は選択肢を潰していくのが有効です。
試験時にメモ用の紙が渡されるので、選択肢の記号を全て書いてその中から文章と問われている内容をよく読みこんで絞り込みをかけていきます。
試験時間120分に対して試験にかかった時間は約70分
科目Aの部分は大体25分程度で一旦終わらせ、科目Bに大体30分ほど時間を使いました。
残った時間で全問一通り目を通し、迷っている選択肢のものを再度考えたり選択肢の付け間違えがないかを確認しました。
後で確認する問題はもちろんですが、フラグを立てなかった問題でもやっぱりこっちの選択肢だと思って変えたものもあるので一度一通り見直しはかけた方が良いです。
600点以上獲得できたので合格
試験終了を押してすぐに点数が表示されました。
その後、CBT申込サイトにログインすると再度その点数が確認できます。
結果は受験月の翌15日頃に発表とありますが、合格基準点の600点は超えていますので合格は間違いないでしょう。
総評
今回は情報セキュリティマネジメント試験の合格体験記、学習方法等について紹介しました。
この記事を参考にして是非合格の可能性を上げていただければと思います。
人によって学習期間は異なりますが、1ヵ月もあれば時間は足りるかと思います。
情報セキュリティに関する関心は企業ではかなり高いですので、国家資格である情報セキュリティマネジメントを持つ事で就活でも有利になりますので是非チャレンジしてみてください!
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