今回は千葉県船橋市の三番瀬海浜公園で潮干狩りを行ってきました。
三番瀬海浜公園はJR船橋駅からバスで直通で行けるアクセスが良好な潮干狩り場です。
海辺に入って正面の柵内は有料の潮干狩り場になっていますが、それ以外の場所は無料で潮干狩りが可能ですので、今回は無料ゾーンで潮干狩りを行ってきました。
無料エリアをかなり広範囲に探ってみたところ、実に9種類もの貝をゲットする事ができました。
なので三番瀬で取れた貝の紹介とおおまかなポイントについても紹介します。
今回記載した情報は、2024年春に行った時の最新情報です。
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三番瀬海浜公園情報
アクセス
JR船橋駅近くから出ているバスだと所要時間約30分ほどで三番瀬海浜公園に着きます。
車の場合は花輪ICから20分ほどの場所です。
駐車場の数に対して来場者が非常に多いので路上駐車が非常に多いです。
なので基本的には公共交通機関の利用をオススメです。
京葉線の二俣新町駅からもバスが出ています。
二俣新町駅から徒歩の場合は約30分ほどです。
有料エリアと今回掘った場所
有料エリアは三番瀬海浜公園のほぼ真正面にあり、柵があるのとスタッフがいるので間違って入ってしまう事はありません。
筆者が今回探ったポイントは砂浜に入って左側にある堤防の辺りです。
三番瀬自体がかなり広大なので全然掘り切れていませんね(笑)
ポイントによって地質が異なる
基本的にはシンプルな砂地ですが、一部の場所は貝殻やカキ殻が多いので熊手でひっかいただけでは生きた貝か判別できないためしっかりと手で掴んで確認する必要があります。
なので手袋は必須になります。
ゴム手袋や軍手等の頑丈な手袋を用意してください。
三番瀬で取れた貝一覧
ツメタガイ
堤防の沖方面を探っていた時に大量に発見しました。
よく潮干狩りで見かけるカタツムリのような茶色い巻貝です。
この貝はアサリやハマグリ等の二枚貝を食べてしまう貝なので、見つけた方は捕獲しましょう。
そしてこの貝が作る通称「砂茶碗」と呼ばれるものがこの貝の卵です。
なのでしばらくこれを大量に駆除して回っていました。
小一時間でこの量です。
これを駆除する事で天敵が減りアサリやハマグリ等の二枚貝が増えるので是非駆除をお願いします。
このエリアにはシオフキが少々見つかったくらいで、ほとんど二枚貝がいなかったのでもしかしたらこのツメタガイの仕業かもしれません。
ツメタガイ自体は比較的美味しい貝で、しっかり下処理をして火を通し過ぎないように調理すれば何にしても美味しい貝なので是非食べてみてください。
砂茶碗は砂でできているので、陸のすみっこに放置しておけば砂になります。
シオフキ
シオフキは三番瀬の貝で一番多い貝ではないかと思います。
基本的にどこを掘っても出てきます。
砂抜きがしにくいので敬遠されがちですが、味は良いです。
ここの潮干狩り場での放送でも「シオフキは持ち帰らないようにしましょう」とアナウンスが流れていました。
無料でそこそこのサイズのシオフキが取れたなら、カワハギ釣りのエサにしても良いかもしれません。
貝柱がしっかりしていて個人的にはまぁまぁ好きな貝です。
アカニシ
アカニシもツメタガイと同様にアサリやハマグリを捕食する肉食の二枚貝です。
アカニシは入って左側の奥の方でツメタガイを駆除している時に落ちていました。
大体は手のひらサイズが多いのですが、今回は握りこぶしくらいある超特大サイズを2個ゲットできました。
アカニシは刺身から茹で・煮るまで何にしても美味しく、人によってはサザエより美味しいという人もいるくらいですので、これも見つけたら持ち帰ってみてください。
筆者はバター焼きにしてみましたが適度な歯ごたえに甘みがあって大変美味しかったです。
大体どこの潮干狩り場でもツメタガイとセットで見つかることが多いです。
ちなみにツメタガイもアカニシも砂抜きは不要です。
砂をまとっている事が多いのでどちらの貝も中身をしっかりと洗ってください。
ホンビノスガイ
東京湾の潮干狩りの名物となりつつあるホンビノスガイです。
三番瀬と言えばホンビノスガイくらいのイメージで昔大量に取った記憶がありましたが、今回はあまり取れませんでした。
堤防周りの貝やカキ殻の混じったエリアを掘った時に数個取れたくらいです。
サイズもあまり大きいとは言えないサイズでした。
ただ他の人は結構な数取っていたのでポイントによってはまだまだいそうです。
堤防沖のエリアでは比較的新しいホンビノスガイの貝殻がたくさんあったので、このエリアでも頑張って探せば取れそうです。
上記の更に沖の方で取ってる方もいましたが、辿り着けそうになかったので今回は断念しました。
サルボウガイ
これもツメタガイがいたエリアでたまたま拾いました。
アカガイに似ていますがサイズ的にサルボウガイで間違いありません。
サルボウガイにしてはかなり大きいです。
この貝は火を通してもあまり固くならないのと、甘みがありとても美味しい貝ですので見つけたら是非ゲットしてみてください。
サルボウガイが好きな方はなるべく広範囲を探るようにしましょう。
ハマグリと違ってまとまって取れる事が少ないのでとにかくあちこち掘った方が良いです。
アサリ
アサリはシオフキと同様にで各々少量見つかった程度です。
今は東京湾でアサリ自体が減っているようですので昔に比べると本当に取れなくなりました。
純粋にアサリをたくさん欲しいのであれば、無料エリアで脚を棒にして探し回るよりも素直に有料エリアでやった方が効率が良いと思います。
なのでアサリをとにかくほしいという方は三番瀬だけでなく、他の有料潮干狩り場に行った方が安全でほぼ確実にアサリをゲットできます。
オキシジミ
ホンビノスガイとセットでよく取れる貝ですが、三番瀬ではかなり少なく有料のエリアの外枠辺りで1個だけ出てきました。
この貝は正直に言って美味しくないのでリリースを推奨します。
シャンプーの匂い・ケミカル臭等散々な言われようの貝です。
実際に調理して食べた感想は別記事に書いてありますので参考にしてください。
ハマグリ
有料エリアの外枠辺りで2~3個ちょろっとゲットできました。
出てきたら本当にラッキーくらいなものですね。
ちゃんと狙うならもっと沖に行った方が良いと思います。
市川市にある一部の釣り船屋さんでは、ハマグリ渡船等もやっているのでハマグリ好きな方はそちらもオススメです。
マテガイ
堤防の波打ち際~砂地の方で何個かゲットしました。
穴を見つけたら塩を入れると飛び出してくるのが本当に面白かったです。
三番瀬は数こそそこまで多くないですが、大型のマテガイが取れます。
マテガイを狙うなら熊手ではなく水平に砂を掘れる道具が必要になりますのでこのような道具を用意してください。
マテガイの取り方は別記事で詳細に紹介していますのでこちらも合わせて参照してください。
有料エリアと無料エリアはどっちが良いか?
子連れなら有料エリアをオススメ
有料エリア内は漁協の方々がしっかり管理をしてくれているのでアカエイ等の危険な生き物がいないのと、貝をしっかり撒いてくれているのでこどもでもたくさん貝を取る事ができるので子連れの方でしたら無難に有料エリアをオススメします。
高い交通費をかけて無料エリアでまともな貝が取れませんでしたとなると目も当てられないので・・・。
無料の魅力は様々な貝が取れる事
有料エリアの場合はほとんどアサリでたまにハマグリといった感じですが、無料エリアなら自生している上記で紹介した様々な貝を取るチャンスがあります。
そして個数制限もないので存分に持ち帰る事が可能です。
ただアカエイ等の危険生物が駆除されていないエリアを探索する事になるのと、潮の満ち引きの時間も自分で管理しないといけないのである程度潮干狩りの経験がある方向けです。
現に三番瀬海浜公園で満ち潮に攫われて亡くなった方もいます。
無料エリアは広い分かなり歩くので体力に自信がある方じゃないと厳しいと思います。
総評
今回は三番瀬海浜公園の無料潮干狩り場で取れる貝について紹介しました。
無料でも様々な貝がいる事が確認できたためかなり収穫がありました。
干潟が広大なため、可能性に秘めていて楽しい場所であると思います。
また機会があれば様々な場所を探索してみたいと思います。
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