若かりし頃に学習塾で試験監督のアルバイトをやっていました。
その時の体験した事や業務内容について書いてみます!
先に結論を申し上げると試験監督のアルバイトは合う・合わないがハッキリと別れる仕事だと思います。
①試験監督とは
書いて字の如く、試験が行われる際に答案配布・タイムキーパー・テストの不正がないかを監視をするのが主な業務となります。
筆者が経験したのは2種類の試験監督でした。
①ー1 国家試験の試験監督
派遣等のアルバイトで大学の校舎に集まり、そので行われる試験監督をやりました。
社会人向けの試験だったので、受験者の身分証を確認して受付、試験実施要項の説明・答案配布・試験中の監視を行っていました。
国家試験は1回若しくは多くても2部制だったので非常に楽でした。
しかしながら試験中はずっと教室に缶詰にされます。
塾の試験監督とは違いオフィシャルの正式な試験のため、試験監督でアルバイトとは言えどそれなりに責任が課せられます。
なので気は抜けないし割に合うかと言われるとそうでもありません。
①ー2 学習塾の試験監督
こちらは派遣ではなく学習塾に直雇用され、試験監督を行います。
相手は子供になるため、対応が変わってきます。国家試験ほど厳格ではありませんが、5教科を連続で行う事もあるので拘束時間が非常に長いです。
事前作業として答案用紙・試験問題の印刷作業をやる事もあります。
模擬試験の場合は試験監督が解答を見ながら採点を行う事もあります。
人数がそれなりにいて採点項目が多くしかも5教科になるととてつもない時間がかかります。
全て紙なのでアナログ作業ですし、向き、不向きが絶対にあると思います。
②このアルバイトを経験した感想
②ー1 特にスキルは身につかない。
やることは基本的に答案を配る・試験中の監視・解答の回収がメインなので、何か社会人としてのスキルが身につくかと言われると特にはありません。
社会勉強の一環としてこのバイトを考えているなら止めた方が良いでしょう。
ただ先生や保護者の方と話しをする事はあると思いますので一般的な接遇・マナーは身に付く部分は多少あるかなといった程度です。
②ー2 時給が安い。
上記のとおり誰でもできる仕事である事&利益を生む仕事ではないので時給自体も安いです。
ほぼほぼ最低賃金に近いような金額が多いです。
試験監督単体では時給が安いですが、他に事務仕事ができるならばもう少し時給を伸ばせる余地はあるかと思います。
なので高収入を求めるというよりは、楽を求めてやるようなイメージです。
②ー3 退屈との闘い。
試験中は当然私語はできないですしスマホをいじってるのも当然ダメなのでじっとしてないといけません。
不正を監視しないといけないのもありますが、基本的にはずっと座っているだけなので退屈&眠気が襲ってきます。
退屈を楽しめる人なら良いですがそうでない人だとある意味きついと思います。
そして睡魔との闘いもまた大変なところです。
適度に監視はしつつ考え事をするには中々良いかなとは思います。
②ー4 服装が厳しい
試験を取り扱う性質上、基本的にはスーツでの仕事が求められます。
ネクタイも必須であったりするのでとても面倒でした。
なので私はワンタッチネクタイを使用していました。よろしければこちらから入手してください!
ネクタイを結ぶ時間は無駄な時間でしかありません。
②ー5 将来性がある仕事ではない
上記で説明したとおり何かスキルが身に付くような仕事ではないのと、オンラインでの試験化が進みつつあるので、試験監督という仕事自体が減っていくと予想されます。
なのでこれから試験監督をやってみたいという方は、そこを理解した上でやりましょう。
精々経験の一つとしてやるのが関の山だとは思います。
②ー6 塾の雰囲気を知れたのは良かった
唯一良かった点は塾の雰囲気はよくわかったところです。将来的に学習塾を就職先に考えているならば
先生方の業務が普段どんな感じなのかよくわかると思います。
正直教室によって雰囲気は分かれるところではありますが、良い経験にはなるのではないでしょうか。
まとめ
試験監督のアルバイト体験談についてまとめました。
楽を求めるなら中々良いバイトですが、時給はさほど稼げない上に将来のスキルアップにも特につながらないので総合的にはあまりオススメできるバイトではないかなというのが個人的な印象です。
それでも何事も経験だとは思いますので一度は経験してみると良いかもしれません!
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