今回はMicrosoftの認定資格「Microsoft Office Specialist」通称MOSの試験に1週間で合格するためのテクニックについて紹介します。
筆者も2023年1月にMOSのExcel2016を受験し、余裕で合格しました。
筆者の場合は過去違うバージョンのMOSのExcelを受けた経験があったため、今回紹介するテクニックを利用して3日間で合格する事ができました。
点数は1000点満点中979点でした。
このテクニックは、ノートやペンを一切使わずにできます!
今回紹介するテクニックは以下の条件に当てはまる方向けとなります。
- 基本的なPC操作が問題ない事
- Office製品の基本的な仕様が理解できていること
- 仕事や学校であるOffice製品を触った事がある方
今回はExcelをベースとして紹介しますが、他のOffice製品のMOSを受験する際にも応用可能です。
また、Excel2013・Excel2016・Excel2019のいずれの試験でも同じ方法で問題ありません。
先日Expert試験にも合格しましたのでそちらのノウハウをまとめた記事も作成しました。
1週間でMOS試験に合格するためのテクニック
模擬テスト付きのテキストを購入する
MOSで出題される範囲で求められる操作が一式紹介されていて、付録として模擬試験ができるCDが付いたテキストが各出版社から販売されていますのでそちらを使います。
筆者は以下のリンクにあるテキストを利用しました。
各操作について画面キャプチャ付きでしっかり紹介されているので、PCがない場所で学習を進めたい時でもしっかりイメージしながらできます。
テキスト全体は軽く目を通す程度で問題なし
Excelをあまり触った事がない方は、テキスト全体にざっと目を通しておきましょう。
章ごとにテーマが決まっていてそのテーマに沿った操作説明があるので自分がやった事ない機能の操作や苦手な部分は重点的に確認しましょう。
筆者は以下で紹介する模擬試験で不正解だった箇所のみ目を通していました。
仕事でもExcelを使っていて操作を熟知している箇所を紹介しているページを見てもあまり意味はないので効率化をするなら上記のやり方が良いと思います。
テキストについている模擬試験CDをひたすらこなす
基本的にはこれを行うのが学習の8割~9割を占めます。
模擬試験は本番試験とほとんど同じインターフェース(画面)で試験の練習が可能です。
実際に試験で出た内容とほぼ同じ内容のものが模擬試験でピックアップされているので、短期間で合格するためにはテキストを1から全て読む必要はなく、模擬試験をひたすらやって試験自体に慣れる事が重要です。
1週間で合格する学習時間の目安は1日あたり3時間が目安です。
模擬試験が5個あり、1個あたり30分~40分程度かかるため1日1つか2つ模擬試験をやるイメージです。
本番では試験の制限時間は50分です。
模試で出題者の意図にあった回答をできるようにする
模試をやるのは本番に近い形で事前演習を行うという意味合いもありますが、MOS試験は出題者が出した回答の通りの結果を出せば良いわけではありません。
その答えを出した時に使ったメニュー等のフローも、出題者の意図に合っていないと不正解の扱いになります。
例えば下記の図のようなテーブルがあった時にテーブルの機能を使ってセルD13に列3の値の合計値を出すという出題があった時にSUM関数で合計を出すと不正解です。
この場合は、テーブルデザインの「集計欄」のチェックボックスにチェックを入れて合計を出すのが正解です。
このような事があるので、普段から仕事でExcelを使っている方が何もせずにいきなり試験を受けると不合格になる可能性があります。
模試を通して何が正解で何が不正解かを明確にしておく
上記見出しの模試で出題者の意図にあった回答をできるようにするに通じる事になりますが、正解を導き出すためのフローは1つだけではなくある程度幅を持たせている場合もあります。
例えば下記の表でD22にSUM関数で合計を出した時に他の教科の合計も一括で表示したい時は、D22にセルを指定してD26までドラッグしても良いですし、D22のセルを指定した後にダブルクリックで一括表示をしても正解となります。
ちなみにこういった合計や平均を出す問題の時は、問題文上ではただ合計や平均を出しなさいと言われているだけですが、基本的には他の合計や平均を出すべきところにも適用してあげないと不正解になります。
目安は模試で850点以上を取る事
1週間のうちに以下の順番で学習を進めてください。
- 始める前に使った事がない機能や苦手な分野があればテキストに目を通す
- 模擬テストを実践する
- 間違った問題の解説を確認(テキスト・動画)
- 間違った問題のみをピックアップして再度回答
- 模擬試験全体を再度通しで実施
- 以下3~5を繰り返す
模擬試験5つでどれも850点以上取る事ができれば本番試験で落ちる事はほぼないと思います。
簡単な問題は意外とケアレスミスをするパターンもありますので、模試の段階から1個1個確実に問題を解いておきましょう。
例えば平均の値をセルのA15に出すようにと問題が出題されていたのに隣のセルに平均値を出してしまった等そういった問題で失点をするのは勿体ないので、画面を指で指しながら出題されている問題と正解の内容が一致しているか・矛盾はないかを確認してください。
こちらはアナログなテクニックではありますが、ケアレスミス対策としては非常に有効です。
その他
職場や学校のPCではMOSの模試問題はインストールできない場合がほとんどだと思いますので、そういった時はテキストを使って空き時間に自分が苦手な箇所をテキストを見ながら操作してみると良いと思います。
どうしてもわからない事があればyoutubeでMOSの対策を解説している配信者の方もいらっしゃいますのでそちらも合わせて参考にしてみてください。
PC教室のMOS講座もありますが、今回の趣旨には合わないのとあれはPCスキルがない方やExcelを全く知らない方が受けた方が良いです。
総評
今回はMOS Excelに1週間で合格するための極秘テクニックを紹介させていただきました。
筆者が実際に受験していますのでそのノウハウをふんだんに使えば短期間での合格は決して難しくはありません。
短期間であれば毎日学習する事も苦ではないと思いますし、毎日継続する事で記憶の定着も良くなるので是非実践してみていただければと思います。
その他MOS試験にも興味があれば下記テキストを購入して受験してみましょう!
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